眼瞼下垂症・眼瞼内反症

  • HOME
  • 眼瞼下垂症・眼瞼内反症

眼瞼下垂症

まぶたが開きづらくなる眼瞼下垂。視界が狭くなって見づらくなるだけではなく、まぶたが持ち上がらない分、おでこの筋肉を使って目を開こうとするため、頭痛や肩こりの原因になることもあります。
術後開きすぎても開かなすぎても不自然になるので、梅の木眼科クリニックでの眼瞼下垂の手術は自然な目の印象を保つように心がけています。手術方法も状態によって違うので、今までの経験からより適した手術を選択して行っています。

瞼下垂症とは

眼瞼下垂症(がんけんかすいしょう)とは、顔を正面に向けた時にまぶたが瞳孔の上まで充分に上げられない状態をいいます。片側の場合も両側の場合もあります。

正常な上まぶた
正常な上まぶた
眼瞼下垂
眼瞼下垂

眼瞼下垂は主に先天性眼瞼下垂(生まれつきの眼瞼下垂)、後天性眼瞼下垂(生まれた時は眼瞼下垂はなかったがその後まぶたが下がってきた状態。一般的に加齢性のものが多い)、偽眼瞼下垂(一見眼瞼下垂のようであるがそうではない状態)に分類されます。原因や程度により治療法や治療作用などが異なります。頻度が高いのは後天性の眼瞼下垂です。

当院では、後天性眼瞼下垂で見にくさなどの機能障害を生じておられる方を治療の対象とさせていただいております。

※先天性眼瞼下垂の患者様や、機能面よりも美容的な意味合いが強い状況であると判断される患者様の場合は、当院では手術の対応をしておりません。

当院での眼瞼下垂症の手術は大きく分けると以下のようになります。

皮膚切除

上まぶたの皮膚が弛緩していることで眼瞼下垂となっている場合は、皮膚を調整することで改善します。

挙筋前転法

皮膚が弛緩している場合は上まぶたの皮膚切除と組み合わせて行います。

局所麻酔下で約20~40分程度の手術です。
最初にまぶたにする麻酔の注射以外は、痛みはありません。手術後は、皮下出血、瞼の腫れは目立ちますが、1ヶ月ほどで落ち着きます。その間、経過をみながら抜糸をします(約一週間後)。
洗顔は手術翌日から可となります。

眼瞼内反症(逆さ睫毛)

睫毛は抜いても生えてきます。ひどい逆さ睫毛は目に傷をつけて充血の原因になったり、目やにが止まらなくなったりします。梅の木眼科クリニックでは、患者様の状況に応じて外来で睫毛を抜去する他、日帰り手術による根治治療も行っています。術後早期から症状が改善するので、横浜市内問わず、お困りの方はご相談にいらしてください。

眼瞼内反症(逆さ睫毛)とは

まぶたが内側を向き、睫毛が目に入って眼球に当たり、角膜を刺激する状態をいいます。

眼瞼内反症(逆さ睫毛)とは

内反症の原因と症状

先天性や加齢性の原因がほとんどです。皮下組織の過剰や、皮下筋肉の筋力低下などによって起こります。チクチクした痛みや異物感、まぶしさ、目やになどが代表的な症状です。
先天的な内反症の場合、自然に改善することもあります。眼の表面に傷が多かったり、まぶしがるようならば、手術をお勧めすることもあります。
自分での判断は難しいため、一度受診をお勧めいたします。

治療法

睫毛抜去

睫毛には毛の伸びる周期があります。ゴロゴロする、痛みなどの症状が出てきたら、定期的に抜去していきます。

日帰り手術

当院では、埋没(まいぼつ)法、切開(せっかい)法の二つを行っています。眼の状態に合わせて手術方法を決めます。いずれも日帰り手術が可能で、手術自体の所要時間は20~40分程度です。手術治療は未成年であっても、治療の必要性を理解できれば局所麻酔でできます。
手術後は、皮下出血、瞼の腫れは目立ちますが、1ヶ月ほどで落ち着きます。その間、経過をみながら抜糸をします(約一週間後)。洗顔は手術翌日から可となります。