2021/11/22
最近フレイルという言葉を耳にすることが多くなりました。
フレイル(Frailty)とはもろさや弱さ、儚さを表す言葉です。加齢性の変化に伴い全身が脆くなって、ちょっとしたことで疲れを感じたり機能の衰えが出たりすることを総じてフレイルという様に近年なりました。このフレイルという状態が今後の超高齢化社会を迎えるにあたり、医療費の増大の原因となることを各分野で危惧し、啓発活動が行われています。
日本眼科学会も目の衰えによる健康寿命の短縮を危惧し、”アイフレイル”予防の啓発活動を行なっております。語弊を恐れずに平たく言うと、”歳のせいで最近調子が悪い”と言うのを歳のせいだけで済まさない様にしましょうといった感じでしょうか。
詳しい説明は専門のサイトにたくさん書いてあるのでこちら(外部サイト)を参照していただければと思いますが、人生100年時代、最後まで健康的な見え方を維持するために日頃より労ることも大事です。定期検査はもちろんですが、合わないメガネを無理に使っていたら見やすいメガネに調整したり、長時間続けてPC作業をしてしまった時に少しだけ遠くをぼんやり眺めてみたり、そんな事でも常日頃から注意することで視力だけでは表せない目の健康を保てていけるきっかけになってもらえればこれ幸いです。
最近目が弱った気がするなど多少の違和感でも何かしら改善できることもあるかもしれません。お困りの際はお気軽にご来院ください。